一人暮らしを始めると、家賃・食費・光熱費など、思った以上にお金がかかりますよね。
そんな中で、「固定費の見直し」は節約効果が大きく、しかも一度見直せばその後もずっと効果が続くのが魅力です。
特に見直しやすく、効果も高いのが「スマホ代」。
月々の通信費を抑えるだけで、年間数万円の節約も夢ではありません。
この記事では、スマホ代を安くするためにおすすめの格安SIMプランを紹介しつつ、自分にぴったりのプランを見つけるコツも解説します。
格安SIMってなに?メリットと注意点
格安SIMの基本
「格安SIM」とは、大手通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から回線を借りてサービスを提供している通信事業者(MVNO)によるSIMカードのことです。
たとえば、IIJmioやmineoなどがこの格安SIMにあたります。
格安SIMのメリット
- 月額料金がとにかく安い!
- 契約期間の縛りがゆるい or 無し
- プランがシンプルで選びやすい
- 不要なオプションが少ない
中には、月額1,000円以下でスマホを運用できるケースもあるため、まさに一人暮らしの強い味方です。
デメリット・注意点
- 通信速度が大手より遅い時間帯がある
- キャリアメール(@docomo.ne.jpなど)が使えない
- 店舗サポートが少ないため、自分での設定が必要
ただし、これらのデメリットを理解して使えば、大きな問題にはなりません。
大手キャリアとの料金差をチェック!
大手3キャリアでスマホを契約している場合、月々の支払いは平均7,000〜9,000円ほど。
一方、格安SIMでは月1,000〜3,000円台に抑えることが可能です。
プラン | 月額料金(目安) | データ容量 |
---|---|---|
大手キャリア(例:au、ドコモ) | 約8,000円 | 20〜30GB |
格安SIM(例:IIJmio) | 約990円〜 | 2GB〜20GB |
毎月5,000円浮いたとしても、年間で60,000円の節約になります。
まさに「知らないと損する」固定費のひとつです。
【比較】おすすめの格安SIMプラン5選
ここでは、初心者にもおすすめしやすい、人気と実績のある格安SIMを5つピックアップして紹介します。
1. 楽天モバイル
特徴:使った分だけ支払う段階制+楽天ポイントが貯まる!
- 月額料金:〜3GB 1,078円/〜20GB 2,178円/無制限 3,278円
- 回線:楽天回線+auローミング
- 通話:Rakuten Linkアプリ利用で通話無料
おすすめポイント:
- 1GB未満なら0円(条件あり)
- データ無制限プランが業界最安級
- 楽天市場ユーザーならポイント倍率アップ
注意点:
- 楽天回線のエリア外ではau回線ローミングに切り替わるため、エリア確認が必要
2. IIJmio(アイアイジェイミオ)
特徴:料金の安さと自由度の高さでコスパ最強!
- 月額料金:2GB 850円/5GB 990円/10GB 1,500円
- 回線:ドコモ or au
- 通話:専用アプリで通話料が半額
おすすめポイント:
- 複数SIMの運用や端末セット購入に強い
- キャンペーンが豊富で乗り換えしやすい
注意点:
- 昼など混雑時間帯に通信速度が落ちる傾向あり
3. mineo(マイネオ)
特徴:独自の「パケットシェア」や「節約モード」が人気!
- 月額料金:1GB 880円/5GB 1,265円/10GB 1,705円
- 回線:ドコモ・au・ソフトバンクの3回線対応
- 通話:mineoでんわアプリで通話料が半額
おすすめポイント:
- フリータンク機能で余ったデータをシェア可能
- 節約モードで低速通信でも容量を消費しない
注意点:
- 高速通信の質は他社に比べてやや劣る場合あり
4. povo(ポヴォ)
特徴:基本料金0円で「使う分だけ」選べるトッピング式プラン!
- 基本料金:0円(トッピング制)
- データ:例)1GB/390円、20GB/2,700円(30日)
- 回線:au
おすすめポイント:
- データを使わない月は完全無料も可能
- 短期集中でデータを使う人にぴったり
注意点:
- トッピングの管理が少し手間になることも
- 長期間使わないと利用停止のリスクあり
5. LINEMO(ラインモ)
特徴:LINEギガフリー+ソフトバンク品質の回線速度
- 月額料金:ミニプラン(3GB)990円/スマホプラン(20GB)2,728円
- 回線:ソフトバンク
- 通話:LINE通話・トークはギガ消費ゼロ
おすすめポイント:
- LINEの利用でデータを消費しない
- 安定した回線品質
注意点:
- 端末セット販売はなく、自分で端末準備が必要
自分に合ったプランを選ぶコツ
自分のデータ使用量を知る
まずは、現在のスマホの「データ使用量」を確認してみましょう。
3GB以下しか使っていないのに、大容量プランにお金を払っている人は少なくありません。
通話の頻度もチェック
- 通話が多いなら、かけ放題オプションの有無がポイント
- 通話アプリ(Rakuten LinkやLINE通話)を活用できるかも判断基準です
乗り換えの手間も考慮
「格安SIM=設定が難しそう」と思うかもしれませんが、今はSIMの差し替えやeSIM導入も簡単になってきています。
初心者向けに動画やマニュアルが用意されていることも多いので安心です。
乗り換え時の注意点と手順
1. 現在のスマホが使えるか確認(SIMロック解除)
使いたい格安SIMが、今のスマホで使えるかどうかをチェックしましょう。
必要であればSIMロック解除を行います。
2. MNP予約番号の取得(電話番号を引き継ぐ場合)
キャリアからMNP予約番号を取得し、格安SIM会社に申し込む際に入力します。
3. SIMカード到着後、切り替え&初期設定
SIMカードが届いたら差し替えて、APN設定(インターネット接続の設定)を行います。
おわりに:節約は「小さな見直し」から始めよう
スマホ代の見直しは、一人暮らしの節約術として非常に効果的です。
しかも、1度乗り換えてしまえば、その後は毎月数千円の節約が自動で続くことになります。
格安SIMには多くの選択肢がありますが、自分の使い方に合ったプランを選べば、通信速度や使い勝手も不便に感じることはほとんどありません。
「スマホ代が高いな…」と思ったら、今日こそ見直しのタイミングです。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの格安SIMを見つけてくださいね。